ついにお披露目配信ができました
いやーここまで長かったです。
お披露目配信の様子はアーカイブとしてyoutubeに残しているので、良かったらご覧ください。
お知らせしたいことは全部配信で話したので、今回はVになるにあたってどういうことをしたのか、思い出の振り返りと、今後Vになりたいと考えている人に向けて書き残します。先に言っておきますが長いです。Vに興味がある人か暇な人だけ読んでください。
なったあとの想いや今後していきたいことは、なりたい人には不要だと思うので記事の最後に書いていきます。
Vへと至る道と汎用モデルについて
2023年11月。
なりたいと思い立つ。
正確にはオリジナルのモデルになりたいと思ったのがここら辺のタイミング
それまでは2023年の4月ごろから汎用アバターのみどり君(3000円)を利用していました。
オリジナルになるまで活躍してくれた彼ですが、
実はコスト、スケジュール、労力を考えると汎用は意外にありな選択肢だと思います。
メリット
・既に完成されているので、購入前に気に入るかどうか確認できる
・購入さえしてしまえばすぐに使える
・女性向けであれば結構バリエーションが豊富
・オリジナルに比べて値段が安い
・場合によっては1点もの(制作済みのものを一人だけに売る)パターンもあるので、オリジナルにできることもある
デメリット
・自分の理想を詰め込むといったことはできない
・人気度によるが他人と被ることがある
・男性向けはバリエーションが少ない
とまあ、自分が気に入るものがあったり、
本格始動するまでは時間がかかるのでそのつなぎとして使ったり、
やってみたいけどそんなにお金払えないよ!って方にはおすすめです。
実際スケジュールの話で言うと、思い立ってからも約半年はみどり君使い続けてますからね。(お疲れ様でした)
汎用で探す場合はNizimaやBOOTHが多い気がします。
オリジナルモデルについて
汎用はヤダ!自分の理想を詰め込みたい!っていう人のための続きを。
まず、イラストを用意しなければ話にならんのでイラストレーターを探すんですが、
大きく分けると3パターンがあります。
①イラストだけ描くよってタイプの人
②イラスト書いてLive2d向けのパーツ分けまでするよって人
③イラスト書くしモデリングまでひとまとめでやるよって人
ここでそもそもどうやって絵が動いてるねんって話をしておくんですが、
(私も素人なので細かいことはわかってないです)
まず、動かす用の1枚の立ち絵を書きます。
書いた絵に対して、動かす部位ごとのパーツ分け作業を行います。
(髪の毛で言えば前髪と横と後ろを分けるみたいなイメージ)
そしてそれぞれの部位に対して揺らしたり縮めたり伸ばしたりして、動いているように見せます。
①の場合、まずパーツ分けされていないので、描いてもらった後パーツ分けからできる人を探す必要があります。
②の場合、パーツ分けまでされているので書いてもらった後モデラーさんを探すことになります。
③だと、全部一括なのでお任せしておけばモデルの完成です。
私は絵の好みで選んだ結果②のパターンだったのですが、
一番楽なのは③のパターンだと思います。
①は可動域の問題が出てくるのであまりおすすめしません。
どうしても好みの絵柄の方がいるのであれば、②のLive2dパーツ分けまでできないか相談してみましょう。
さて、探す場所ですがいくつかあります
ココナラ、Skima、Nizimaなど
絵柄、モーション、値段などをみて探しましょう。
探すときに注意しておいたほうがよいポイントをいくつか挙げておきます。
・商用利用の可否
TwitchやYouTubeで収益化する、またはグッズ化するのであれば商用利用にあたるため、収益化している/したい方は注意しましょう。
・著作権の譲渡可否
制作されたオリジナルキャラクターは著作物であり、それを基に新たに別の人にアイコンやスタンプを書いてもらったりする場合、二次著作物にあたります。(多分)
著作権を譲渡してもらっていない場合は、そういったときに毎回絵師さんに確認が必要になります。(毎回聞かなくてもいいよとか、色々交渉次第ではあると思いますが)
追加での料金支払いを求められることもありますし、可能であれば著作権は譲渡してもらったほうが楽ではあります。
(著作権は譲渡しないだけで、追加料金請求なしの絵師さんも居たりするので、よく確認してください)
また、依頼料に加えて追加料金で著作権の譲渡を行っているケースなどもあります。
ちなみに私は著作権を譲渡してもらっています。
・ラフの回数制限
イラストラフが上がってきた際に、ここを直してほしいとか、こういったものを追加してほしいといった要望を上げることがあると思いますが、この直しに回数制限がある絵師さんもいます。
場合によっては何回目以上は追加料金ということもあるので、こだわりが強い方は注意しておきましょう。
さて、私の場合②のパターンだったのですが、①②のパターンの場合、同じタイミングでモデラーさんも探しておいたほうがよいです。理由は後述。
イラスト制作
私の場合、11月頃に依頼しましたが、イラストレーター様が忙しく、
2月中旬開始~3月下旬納品のスケジュールで対応いただきました。
依頼が混み合っていると結構時間がかかるので、思い立ったらできるだけ早めに探したほうがよいと思います。
一からオリジナルで作るわけですが、イラストレーターさんによっては
お任せでデザインの案を出してくれるパターンもあります。
ですが、折角のオリジナルキャラ、どうせなら自分の理想を詰め込むことを強くお勧めします。
ちなみに、私は自分の性癖を沢山詰め込んで依頼しました。
依頼する際はイメージとして参考画像を用意するとイラストレーター様も理解しやすく、ディスコミュニケーションも発生しないのでおすすめです。
私は10PくらいのPDFファイルを作ってお渡ししました。
さて、これで一発で今のアバターが生まれるわけではありません。
私の場合ですが、髪型や衣装のラフが何パターンか送られてきて、
これがいいと言ったり、もうちょっとこうしてほしいといったやり取りを4~5回経て今の形になりました。
モデリング
さて、次はモデラーさん探しですが、ここも注意すべき点があります。
例えば私の場合は90°の横顔を見せたいという思いがあったため、イラストレーターさんに横顔のイラストを描いてもらう必要がありました。
ハンドトラッキングであればそれ用にパーツ分けされた手のイラストが必要ですし、ここは自分がどんなモデルの動かし方をしたいか、そしてそれができる技術力のあるモデラーさんかどうかを確認する必要があります。
イラストレーターさんと同時にモデラーさんを探したほうがよいといったのはこれが理由です。
どういった動きをさせられる技術があるかの確認、それに応じて必要なイラストのヒアリングをしてイラストレーター様へ依頼もあります。
また、モデラーさんも多忙な場合、イラストデータは納品されたけどさらに何か月も待たされるといったことになりかねないので、事前にスケジュール抑えをすることは大事です。
(自分はスケジュール抑えていませんでしたが、たまたま好みの動きをできる方が空いていて助かりました)
逆に、③のパターンでイラストレーターさんとモデラーさんが同じである場合は、自分がさせたい動きのイメージを早い段階から伝えておくべきだと思います。
Vモデルを作ってみての感想
自分の性癖を最大限詰め込んだので、見るたびに世界一顔がいいな……と思ってます。
見るだけでテンションがぶちあがるので最高におすすめです。
また、著作権が自分のものなので世界一顔がいいキャラクターの
グッズやスタンプを自分が好きに作れるのも最高です。
考えてみてください。自分が推しているキャラクターがいたとして、
そのキャラクターの絵を好きに書いていいし書いてもらっていいし、
なんなら商用利用したり勝手にグッズ化してもなんのお咎めもないんですよ?
こんな嬉しいことはないです。
というかインターネット上では自分の推しが自分のペルソナになるわけで、
推しの子どころか推しが俺ですよ(錯乱)
とにかく自己肯定感もぶちあがりです。
動いているところを見るとさらにテンションぶち上げなので、
24時間配信していたいですね。体力的に無理ですけど。
さいごに
一旦ある程度作ったのでしばらくはゆっくりしますが、落ち着いたらまたグッズを作りまくりたいですね。
Tシャツもハチャメチャにエモいイラストを描いてもらったし、届くのが楽しみです。
勿論グッズやLINEスタンプもお金儲けでやっていないので、全然赤字です。
(グッズの売り上げマージンは1件100円とかです。というかまだ自分以外の売り上げゼロ)
むしろ自分のためにグッズ作ってるみたいなところがあるので、このためにお金稼いでます。冗談抜きで。
結論、オリジナルのVを作ることは自分の自己肯定感をぶち上げ、
人生の目的を作る最高の推し活だということです。
みんなも自分のVを作って自分で沼にはまろう!
以上。一般成人男性によるVのススメでした